2014年08月15日
染めてきた
奄美にいる間にやっておきたかったこと。
それは、染め物。
ご存知、奄美大島は大島紬で有名ですが、その大島紬の独特の風合い、深い黒は泥染めという手法で染められたものです。
その泥染めをね、やってみたかったの。
自分でも開催させてもらったシマ博ですが、今回はそのシマ博参加者になるということで、パンフレットにも載っている金井工芸さんにお邪魔しました。
染め物工場の裏には泥田があって、そこでおじちゃんが泥染めしています。
うーん、すでにいい雰囲気☆
自分で染めた糸で編んでみたい!という気持ちはあったものの、
準備なんてしてこなかったのであわてて手芸屋さんで綿糸を買い(しかも種類があまりなくてラメ入りに!)、
金井工芸さんに着くまでに必死になって車内で玉(たま)を枷(かせ)に戻してからの出陣!
(我ながら無茶する)
まずは藍染め体験からです。
藍染は別の場所で何度かしたことがあったのですが、相変わらずいい香り♪(苦手な方も多いようですが)
甕に沈めて、上げた瞬間はあざやかなエメラルドなのに、空気に触れるとあっという間に藍色に変化するのも不思議です。
時を忘れて何度も何度も重ね染めした糸がこちら。
変わり糸の虜なのでね、深めのグラデーションにしてみました。
それでなくともいい色なのですが、やむなく選んだラメ入りがいい仕事をしてまして
染めが濃くなれば濃くなるほどラメも際立って、「星空みたい☆」と、一緒に染めてた小学生の子に褒められてしまいました。
そして、どうしても染めたかった色がこちら。
まずは藍で染めるものを全部染めて、それから泥染め(仮)をさせてもらいました。
(仮)ってついてるのはですね、
泥染めというのは、シマでテーチ木と呼ばれる(和名:シャリンバイ)木のチップを丸一日煮出した汁で染め(濃い赤~臙脂になる)、
それを泥田で重ね染めすることを何度も何度も繰り返すことで深い黒を出していくのですが、
泥染めすることで赤く染まった糸が黒くなるのは、泥に含まれる鉄分の仕業なんだそうです。
そこで、素人の私が染める時にはわざわざ泥田で染めるのではなく、鉄媒染をさせてもらうことで似たような色を出そうとしたと。
そういうわけで(仮)なのです。
大島紬用に染める時などはかならず本物の泥染め(一枚目の写真でおじさんがしてたやつ)で、テーチ木→泥染めを100回以上繰り返すのだとか。
聞いてるだけで気が遠くなり、腰が痛んできそうですが。
私が今回させてもらったのは、テーチ木→鉄媒染を2セット。
って、軽く言いますが、テーチ木染めだけでも下染めから本染め二回、石灰で定着、ていうのを2セットは必要なので、
藍染に2時間くらいかけた後に、さらに2時間近く使いました。(もたもたしてるし)
ほんとはもっと黒っぽくしたかったけど、日が暮れそうなのであえなく断念。
それでもこんなにきれいな色が出ました。
2,3日しっかり乾かした後、海で洗うとなおいいそうなので、後日海で洗ってすすいで乾かして、玉に直したらようやく編めます。
うわー、何を編もう。
何を編んだらこの色が映えるんだろう。
もちろんぽぽぽ本舗なので、服なんかは編まずにあみぐるみになるのですが。
糸が仕上がるまで、しばらく妄想の日々であります。
それは、染め物。
ご存知、奄美大島は大島紬で有名ですが、その大島紬の独特の風合い、深い黒は泥染めという手法で染められたものです。
その泥染めをね、やってみたかったの。
自分でも開催させてもらったシマ博ですが、今回はそのシマ博参加者になるということで、パンフレットにも載っている金井工芸さんにお邪魔しました。
染め物工場の裏には泥田があって、そこでおじちゃんが泥染めしています。
うーん、すでにいい雰囲気☆
自分で染めた糸で編んでみたい!という気持ちはあったものの、
準備なんてしてこなかったのであわてて手芸屋さんで綿糸を買い(しかも種類があまりなくてラメ入りに!)、
金井工芸さんに着くまでに必死になって車内で玉(たま)を枷(かせ)に戻してからの出陣!
(我ながら無茶する)
まずは藍染め体験からです。
藍染は別の場所で何度かしたことがあったのですが、相変わらずいい香り♪(苦手な方も多いようですが)
甕に沈めて、上げた瞬間はあざやかなエメラルドなのに、空気に触れるとあっという間に藍色に変化するのも不思議です。
時を忘れて何度も何度も重ね染めした糸がこちら。
変わり糸の虜なのでね、深めのグラデーションにしてみました。
それでなくともいい色なのですが、やむなく選んだラメ入りがいい仕事をしてまして
染めが濃くなれば濃くなるほどラメも際立って、「星空みたい☆」と、一緒に染めてた小学生の子に褒められてしまいました。
そして、どうしても染めたかった色がこちら。
まずは藍で染めるものを全部染めて、それから泥染め(仮)をさせてもらいました。
(仮)ってついてるのはですね、
泥染めというのは、シマでテーチ木と呼ばれる(和名:シャリンバイ)木のチップを丸一日煮出した汁で染め(濃い赤~臙脂になる)、
それを泥田で重ね染めすることを何度も何度も繰り返すことで深い黒を出していくのですが、
泥染めすることで赤く染まった糸が黒くなるのは、泥に含まれる鉄分の仕業なんだそうです。
そこで、素人の私が染める時にはわざわざ泥田で染めるのではなく、鉄媒染をさせてもらうことで似たような色を出そうとしたと。
そういうわけで(仮)なのです。
大島紬用に染める時などはかならず本物の泥染め(一枚目の写真でおじさんがしてたやつ)で、テーチ木→泥染めを100回以上繰り返すのだとか。
聞いてるだけで気が遠くなり、腰が痛んできそうですが。
私が今回させてもらったのは、テーチ木→鉄媒染を2セット。
って、軽く言いますが、テーチ木染めだけでも下染めから本染め二回、石灰で定着、ていうのを2セットは必要なので、
藍染に2時間くらいかけた後に、さらに2時間近く使いました。(もたもたしてるし)
ほんとはもっと黒っぽくしたかったけど、日が暮れそうなのであえなく断念。
それでもこんなにきれいな色が出ました。
2,3日しっかり乾かした後、海で洗うとなおいいそうなので、後日海で洗ってすすいで乾かして、玉に直したらようやく編めます。
うわー、何を編もう。
何を編んだらこの色が映えるんだろう。
もちろんぽぽぽ本舗なので、服なんかは編まずにあみぐるみになるのですが。
糸が仕上がるまで、しばらく妄想の日々であります。